大阪市教委は22日、私学の進学校並みの教育内容を実践する小中一貫の「スーパー校」の市立2校について、来春入学で、市内全域より小学1年から中学2年までの児童生徒を募集すると発表した。
募集人数は計560人程度になる見込み。応募多数の学年は抽選を行う。
2校は、2012年春に開校した「やたなか小中一貫校」(東住吉区)と、東淀川区の啓発小と中島中を合わせて来春開校する一貫校(名称未定)。いずれも小1から英語学習を行い、小3以上にはタブレット型パソコンを1人1台ずつ配布してICT(情報通信技術)教育を充実させる。
各校区内に住む児童生徒は優先的に入学できるが、両校とも、もとの学校に通学している人数が少なく、ほとんどの学年が1クラス編成。これを来春以降、それぞれ2クラスの規模に増やす予定で、市内全域から各学年30~40人程度を受け入れることにした。通学には鉄道やバスの利用も認められる。15年度以降は小中とも1年生のみ募集する予定。