日本公文教育研究会(児玉皓二代表)が運営する子育て・絵本をテーマにしたコミュニティサイト「ミーテ」(http://mi-te.jp/)では、「ママやパパが実践する家庭での読み聞かせ」に関するアンケート調査を会員対象に実施した。その結果、83%の家庭で、子どもが1歳前(胎教含む)から読み聞かせを楽しんでいることがわかった。
読み聞かせを始めた年は、[生後~0歳6ヵ月]がトップで45.5%、続いて[0歳7ヵ月~1歳0ヵ月]が21.4%、[胎教から]が16.3%、[1歳1ヵ月~1歳6ヶ月]が7.1%だった。
読み聞かせの頻度は、ほぼ毎日が57.0%、週数回が27.5%、月数回が11.8%で、ほとんどしていないが3.7%だった。1日平均の読み聞かせ数は、2-4冊が52.6%、1冊が28.8%、5-10冊が10.1%だった。
読み聞かせの目的は「子どもの心を育てたいので読み聞かせをしている」が93.2%、「絵本からいろいろな世界を知ってほしいので、読み聞かせをしている」が92%だった。読み聞かせの効果は、「親子のふれあいやコミュニケーションが深まった」が92.2%、「子どもが絵本が好きになった」が90.8%、「子どもの成長に気づく機会が増えた」が85.7%という回答だった。
読み聞かせを子育てに取り入れ、継続的に楽しむためには、「読み聞かせ方」や「環境」の工夫、読み手である「ママ・パパの意識」の3点のポイントがあることがわかった結果となった。